内臓脂肪を溜め込む原因になることも

若い頃痩せていたのに中年にさしかかったら急に体重が増え始めた、というタイプの人がいます。運動不足と相まって筋力が衰えるので、基礎代謝が落ち、食べたものが脂肪になって身体についてしまうという説明がなされます。

実はそのほかにも原因があって、若い頃運動をしておらず、なおかつ痩せている人は意外に内臓脂肪が付着しているということが多いのです。生活習慣がそのままだとやはりいずれ太ってしまうということになります。

ダイエットをするのには、食物繊維は非常に重宝するアイテムです。食卓に野菜が並んでいれば、まず最初に食べるべきです。食物繊維が胃の中に入ると、内壁にくっつくようにしてゆっくりと進みます。そのため食事を追えたあとでも比較的長時間に渡って胃の中に残り、満腹感を維持するのです。したがって過食を防ぐことができるでしょう。

食事を始めると、体内では糖が急増します。そしてインシュリンが急激に分泌され、糖を脂肪に変えていきます。当然このままでは内臓脂肪の蓄積につながります。一方で食物繊維はこのインシュリンの激しい分泌を抑える働きがあります。そのため体脂肪・内臓脂肪の蓄積を防ぐ意味では大きな役割を果たしていると言えるでしょう。

食物繊維が体内を進行し、腸に至ってもやはり内壁につくようにしてゆっくりと進みます。そのため便の滞留を防いでくれるというメリットがあります。そして食物繊維は余分な脂肪をまとわりつかせながら便と一緒に排泄されます。便秘体質の人にとっては排便が楽になるはずですので、この観点からも食物繊維はお勧めのアイテムと言えるでしょう。

食物繊維は腸内環境を正常に整えてくれる

人間の腸の中には300種類~500種類の細菌が存在していると言われています。腸内細菌のなかで善玉菌と呼ばれているものは人間が消化できない栄養を分解したり、ビタミン類やニコチン酸、葉酸、タンパク質を合成する役割を果たしています。また善玉菌が多いと免疫機能が高まり体外からの病原菌が入ってくるのを防いだり病気になりにくい体になる事ができます。

腸内細菌には善玉菌、悪玉菌のほかに日和見菌と呼ばれるものが存在します。日和見菌は健康な時は体に影響を与えませんが、体が弱ってきたり免疫機能が衰えると体に悪影響を与える菌です。

健康を保つには善玉菌を増やして免疫機能を高めておく必要があります。野菜やキノコ、海草等に多く含まれる食物繊維は善玉菌を増やす役割をします。また食物繊維は悪玉菌が出す有害物質を体外に排出する効果もある事が知られています。日本人は昔から野菜を多く摂る食生活をしてきましたが、近年食生活の欧米化により肉や脂肪分を多く摂り野菜を食べる量が減ってきています。

そのため腸内環境が悪くなり大腸がんになる確率が以前に比べて6倍~7倍になっています。厚生労働省では1日に必要な野菜や果物の量を成人で350gと定めていますが、実際それだけ食べている人は少なく食物繊維不足は深刻な問題となっています。

腸内細菌の改善をする食物繊維には水溶性のものと不溶性のものがあり、水溶性のものは糖質の吸収を抑える働きをし、不溶性の食物繊維は胃や腸で水分を吸収して腸を刺激し蠕動運動を促します。どちらも善玉菌を増やす効果があるので、毎日食物繊維を摂る事が大切です。

食物繊維サプリメントの本当の効果

健康的な生活を送るためには、しっかりとした食事を摂取することが大切です。しかし、仕事などで忙しい日々が続いている人にとって、規則正しい食事を摂取することは困難なことです。どうしても栄養が不足してしまったり、偏ってしまったりするものです。そこで、サプリメントを活用して、不足しがちな栄養を補うことが大切になります。

たとえば、食物繊維のサプリメントを使用している人が多いです。食物繊維は、さまざまな野菜などにも含まれているものですが、十分な量を摂取することが難しいものです。食物繊維は、便秘になりやすい人などが積極的に摂取する必要があります。便通を整える効果を持っているのです。

現代では、食物繊維が豊富に配合されたサプリメントが登場するようになっています。

適切な効果を得るためには、成分の表示を確認してから購入することが大切です。食物繊維のサプリメントは、大量に摂取すればよいというものではありません。あまり多くの食物繊維を摂取してしまうと、お腹を壊しやすくなることもあり、逆効果になる可能性があるのです。サプリメントを摂取する際は、表示されている基準量を確認しなければなりません。

しっかりと食物繊維を取り入れることによって、規則正しい排便をすることができ、健康的な生活を送ることができるようになります。サプリメントというのは、継続して摂取することで効果が出てくるものなので、すぐに効果が出なくても根気強く続けることが大切です。